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カイロプラクティックという言葉はギリシャ語でカイロ(cheir,手)とプラクティック（prattein、治療する）の 合成語で、素手で人体の様々な疾病を治療するという意味として使われましたが、今は脊椎矯正として知られ ています。カイロプラクティックとは、脊椎から枝分かれした31双の脊椎神経が脊椎間の椎間空を通過しながら圧迫によって機能に異常を起こしているところを手で矯正し自然治癒する医学として現在全世界70か国余りで正式に認めた医学的な学問として位置づけられています。脊椎矯正は変形した脊椎部位を手技または器具を利用して正すものです。
脊椎が歪むと脊髄神経が圧迫され脊髄神経と繋がっている色々な器官の機能に障害を引き起こします。 歪んだ脊椎を正し、神経機能を正常に戻すことで内臓器官の機能を向上させ、血液・リンパ液の循環を促進させ、身体の抵抗力を高め、疾病と老化を防ぎます。
国際カイロプラクティック協会(International Chiropractic Association)傘下のカイロプラクティック研究所とパルマカイロプラクティック研究所の協力で調査発表された研究の結果
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温熱療法は主に伝道熱や輻射熱を利用するが、伝道熱を利用するのは砂、温浴、パラピン浴、熱気浴、熱気浴、蒸気浴などがあり、輻射熱を利用する療法では、電光浴、紫外線療法、高周波療法などがあります。温熱療法は血液循環を促進して新陳代謝を助けるだけでなく陣痛、筋緊張低下などの作用があり、関節リュウマチ、神経痛、筋肉痛、慢性炎症、疲労回復などに効果があると知られています。
熱を人体に適用する主たる目的は体温上昇による血流の増加であります。私たちの身体の体温が1℃下がるだけで冷え症により各種疾患に悩まされます。反対に1℃上がるだけでもだるくなり、活動性が下がります。心臓の機能が下がると体温が下がり結果死亡に至ってしまうことはいかに温熱療法が重要であるかが分ります。
- 温熱療法の効果
- ① 組織の能力を増加させます。
- ② 関節が固まることを防ぎます。
- ③ 痛みを和らげます。
- ④ 筋肉の緊張をある程度低減します。
- ⑤ 血液の流れ良くします。
- ⑥ 炎症性反応と浮腫みを減少させます。
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長年人類は手で身体を擦ったり、揉んだり、押す動作を繰り返す過程で、特に効果がある部位があることを発見しました。これが指圧治療法につながったのです。つまり指圧は人類の出現と共に始まったものと考えられます。
指圧療法の中で最も代表的なのが東洋の按摩療法です。これは自然現象を反映した東洋医学は素手療法に満足せず、手の代わりとなる器具を使用する方法を研究し、その結果、針と灸療法として集大されました。指圧は東洋医学の経穴を基礎としていますが、西洋の素手療法であるマッサージ、カイロプラクティックの理論が加味されたものでもあります。
- 指圧の原理
- ① 人の身体に流れている血液とリンパ液、つまり内分泌液を潤滑に循環させ新陳代謝を活発にします。
- ② 人体を形成しているたくさんの筋肉を和らげ、硬くなった筋肉をほぐします。
- ③ 変形した靭帯と筋肉、筋等を矯正します。
- ④ 経穴（ツボ）を刺激することで五臓六腑の機能を調節します。
- ⑤ 人の身体にもっとも重要な役割をする中枢神経、つまり自立神経を調節します。
- ⑥ 内分泌障害を調節する役割をすると同時に疲労感をなくしてくれます。
とくに指圧は、疲労回復、頭痛、不眠症、胃下垂、風邪予防、倦怠感、肩こり、生理通、眼の疲労等に優れた効果があります。また、ダイエットにも効果的で皮膚の弾力性を高め若返りの秘訣にもなります。
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お灸は、私たちの身体の痛いところを熱くさせ火傷をさせる温熱療法から始まりました。これに各種薬用植物を使用することで経絡と経穴が体系化され、刺激療法として各臓部に該当する経穴処方をすることで薬物の効力と等しい治療法として確立されました。現に至って、お灸は臓器の機能を正し健康を保つ療法として認められています。
- お灸の効能
- ① 細胞の動きを活発にします。
- ② 血液の循環をよくします。
- ③ 血液成分が変わってきます（赤血球増加
- ④ ホルモンの分泌を調節します。
- ⑤ 神経機能を調節します。
- ⑥ 筋肉の疲労が取れます。
- ⑦ 陣痛作用をします。
どんなに素晴らしい豪邸でも大黒柱がしっかりしていないと砂の上に家を建てたのと同じことです。それくらい大黒柱は家の寿命を左右するほど決定的な力を持っています。それでは、私たちの身体の大黒柱となるものはなんなのでしょう？ずばり脊椎なのです。であるからこそ脊椎がしっかりしていないと私たちの身体のあちこちに問題が起こり、繰り返し修繕を行わうことになるのです。
脊椎は体型を維持するだけでなく脳から身体各部分に指令を出す脊髄を守る役割をしているため、身体のすべての機能を統制し調整する重要な役割をしているのです。
脊髄から枝分かれした31双の脊髄神経は脊椎の骨の間から抜け出身体のすべての臓器、筋肉、血管、靭帯、皮膚に繋がります。この脊髄と脊髄神経が私たちのすべての感覚、動き、姿勢維持、体温維持、心臓の脈動維持、呼吸維持、血糖維持などすべての身体機能を担っているのです。
脊椎の骨はS字型湾曲構造によって重さに対しても効率的に耐えられ、望ましい姿勢となるようにバランスを取っているのです。しかし、歪んだ姿勢と間違った生活習慣、間違った運動、ストレス、事故、遺伝、など様々な要因でS字型湾曲構造が変わってしまうことがあります。腰痛をはじめとする脊椎疾患はむろんのこと万病の元となる脊椎によって引き起こるのをみると、脊椎健康は人間の生命を維持し健康な暮らしを維持するために最も重要であると言っても過言ではありません。
光や音のように刺激が眼、耳等の感覚器に到達するとこれは早い速度で末梢神経を通って中枢神経である脳と脊椎に伝達され感覚として感じるようになります。中枢神経は受け入れた刺激によって末梢神経を通って筋肉や各器官に正しい指令を下し身体の諸機能を調節します。
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脊髄は抹消神経を通ってからだに入ってきた情報を脳に伝達し、脳から指令された様々な情報をさらに諸器官に伝えます。脊髄神経がこのように梯子の役割をする理由は脳が直接手足に指令を下すことができないためです。これほど重要な役割をする脊髄神経が充分に伸びていかないと私たちのからだは正常な機能を果たせなくなることでしょう。そのため、脊髄神経が押されないように脊椎を絶えず管理しなければならないのです。
神経系は大きく中枢神経系と末梢神経系に分かれます。中枢神経系は脳と脊髄をさし、脳は頭蓋骨 の中に入っていて、大きく大脳・中脳・間脳・小脳・延髄になっています。脊髄は脊椎の中の神経 のことをさし、延髄と繋がっています。
末梢神経系は脳と脊髄から分れ出て、全身の組織や器官に広がっている神経をまとめて言う言葉です。末梢神経系は大脳の支配を受ける体性神経系と大脳の影響を受けない自立神経系で分れます。
体性神経系は脳と脊髄から出でいて、からだの各部分に伸びていて、脳からの伸びたものが「脳神 経」、脊髄から伸びたものが「脊髄神経」です。
自立神経系は心臓、血管、肺、消化器官等内臓器官に分布するもので、大脳の直接的な影響を受け ないで自律的に内臓器官の作用を調節します。自律神経系は交感神経と副交感神経からなっていて、 普通下記の表のように内臓器官の作用を片方が促進するともう片方は抑制する仕組みです。例えば、 交感神経が心臓の拍動を速くすると副交感神経は遅くなるといったことです。
健康になるには水をたくさん飲むといいとよく言われます。水ほど血の巡りをよくするものが他にな いからです。血が巡らないと私たちは死に至ります。それ故血はからだの生命水とも言われます。し かし、脊椎が反っていたり、歪んでいたら血液循環に関連した神経が押され血の巡り悪くなります。 歪んだ脊椎がなぜ万病の元といわれていることがよくお分かりでしょう。
血液はほとんど脊椎の中で作られます。ですから脊椎が反っていたり、歪んでいると血液をまともに作れないだけでなく神経系の元である脊髄が押され各器官にも問題を引き起こし、それによって血液の巡りもさらに悪くなるのです。
それでは、この原因が解決されれば血の巡りはよくなるのでしょうか？
私たちは血液循環を妨げるものすべてを取り除けない環境の中に生きています。日を追うごとに酷くなる環境汚染をはじめとするからだに有害な各種添加物が含まれて食品、化学製品に囲まれている周辺環境そのものが血液循環を妨げているからです。このような各種汚染物質と精神的なストレス等で血液のなかに汚染物質がますます増加し私たちは病気になりやすくなるのです。これはどこも痛くない人を見ても分かることです。西洋医学では、病の原因は細菌、ウィルス、遺伝子を挙げますが、韓医学では循環障害をもっとも大
きな原因と考えています。血液の中には汚血（体内の血液が一定の場所に滞り、そこに老廃物が蓄積
されることで生じる症状）が蓄積されると人によって違った病状として現れます。お尻に同様の汚血
ができてもすべての症状がみな同じではないということです。子宮に水膨れができることも、筋腫・
膀胱炎・頻尿・不感症・前立腺炎・勃起不全・手足冷え性・関節炎・腰痛・などの症状として現れる
こともあります。汚血を取り除き詰まった血管を掃除すれば血液は正常に巡るようになります。汚血
の原因は細菌、ウィルスのせいでもありますが、脾臓で汚血を処理できなかったり、肝臓できれいな
血を調律できないためでもあります。つまり、脾臓と肝臓はよどんだ血の原因となる汚血を取り除き、
毒成分を解毒する働きをするところなのに脾臓と肝臓がそのような働きができないからなのです。そ
うだとすれば、なぜ、脾臓や肝臓などの臓器部が正常に機能しないのでしょうか。脊椎が反っている
か脊髄神経が通る通路が狭くなって神経が押されたからです。
代替医学では、血液循環を担っているところを脾臓と肝臓である考えられており、西洋医学では、心臓と腎臓であると考えられていますが、これらの内臓器官が背骨の脊髄神経と繋がっている点では同じなのです。からだの臓器の大部分が胸椎から伸びる自律神経系と繋がっています。代替医学療法の一つであるカイロプラクティックの観点からみると胸椎1番は気管支、2番は、心臓、3番は肺、4番は胆嚢、5番は肝臓、6番は胃腸、7番は膵臓、8番は脾臓、9番から11番は腎臓、12番は小腸などと繋がっています。胸椎の各部位が歪むと脊髄神経が圧迫され、その部分と繋がっている臓器の機能が落ちてしまい病になるのです。例えば、胸椎1番がだめになると喘息、咳のような気管支系の病気になり、3番がだめになると肋膜炎、肺炎などの肺疾患を引き起こすのです。血液循環を主管する脾臓と肝臓は、胸椎5番、8番と繋がっていて、万が一該当部位に問題が生じると血液循環にも問題が起こります。また、西洋医学では血液循環の主管である心臓と腎臓もまた胸椎2番。9番から11番と繋がっているので、血液循環と脊椎は深い相関関係をもっているのです。つまり、血液循環障害から逃れるためには脊椎を正さなければならないのです。
脳から脊髄神経へ、脊髄神経から末梢神経、自律神経に至るまで私たちのからだの数多い神経線まで精巧に作られているのです。万が一この中で一つでもだめになると私たちのからだ内部はひずみはじめます。その中でも脳と他の神経系を繋げる中枢的な役割を担っている脊髄神経がだめになるとからだは荒れ放題になるのです。
カイロプラクティックのような臨床手技療法をみると脊椎から伸びる特定神経が臓器とどのように繋がっ ているか、障害のある臓器の問題をなくすために脊椎のどの部位を刺激すればいいかなどの内容があ ります。また、同様に脊椎を通して健康を得ようとする療法の多くが前述同様の施術方法を紹介して います。神経が私たちのからだを動かす筋肉のほかにも各器官と臓器に繋がっていることがよく分か ります。 そうであれば、私たちの脊椎と臓器はどのような関連があるでしょうか。 もちろん神経一本一本がそれぞれの内臓器官と一対一で繋がっている訳ではないですが、観点によっ て内容も少し異なることもあります。しかし、脊髄神経が各内臓器官と繋がっていることだけは明確 な事実なのです。
